ビジネスで人を育てる新入社員研修

2017年8月27日 | ビジネス

新入社員にビジネスの「在り方」を教えるのが、難しいと思っていませんか。
本来なら、学生の間に「ビジネス」の考えや姿勢を学んでおいてほしいが、大学では、ビジネスの「在り方」を教える先生も少なく、学べるチャンスは少なかったと思う。だからこそ、将来をみこして成長してもらうためには、いまから、ビジネスとしての在り方を教えていく必要があります。

最近の進入社員は、「考えない」「元気がない」「モチベーションが低い」などと、そんな声を聞きますが、それって本当でしょうか。私はそうとは思いません。それは、会社の文化や風土、そして、組織としての「在り方」を教育していないだけです。だから、安心してください。新入社員は、何も染まっていないので、中途社員採用と違い、素直に教育した事を、スポンジのように吸収していきます。

だたし、考えなくてはいけないのは、企業研修を本気で考えていますか。多くの企業では昔からやり方が変わっていない、また、社内で研修講師を決めて教えている。それでは、成長するはずの新入社員の成長も成長しきれない。新入社員研修をする事が目的であり、本当の目的は、ビジネスを感覚をみにつけることです。

企業という枠組みの中で働いているわたしたちの社会では、常に人の流れがあります。新入社員を育てるために以前とやり方を変える必要があるとしても、そこには取り組むだけの価値があると言えます。

仕事の中では、部下を怒ったり注意したりすることもあるでしょう。また、それに伴うマイナスの情報を伝えたと分析することもできます。遠まわしな言い方になりましたが、そのように起こった現実に関して、プラスにせよマイナスにせよなにかの観察を伝える事を「フィードバック」と呼びます。

もしも自分より若い新入社員たちの仕事のやり方や態度、感覚が、自分の世代と違うと感じた時、今の気持ちや考えを伝える必要があり、フィードバックする心掛ける必要です。良いフィードバックができれば、後輩社員を上手に育て、良好なコミュニケーションを築くことができる。

新人の承認

仕事の中で、失敗をしたり、また人を怒鳴ったりイヤミを言ったりすることもあったが、今は教える技術の一つだと言う人がいるかもしれません。それは、昔の話です。今の時代は、それでは、人は成長しません。

確かにそういう部分もあるかもしれません。体育会系の職場なら通じるかもしれませんが、時代は違う。時代に応じた指導方法が必要です。中には、体育会系の文化で、それが当たり前でむしろ活気につながっているという企業もあると思います。企業の文化風土によって違います。
組織や人間関係がそれでうまくいっているのであればなにも悩む必要はないかもしれませんけどね!

しかし、実際に体育会系のやり方や仕方は、今の時代、後輩との関係が難しくなったり、せっかく育ってきた新人が会社を辞めてしまったりしているのであれば、新入社員研修やビジネスマンとしての考え方を考える必要があります。

社員を育てるには、教える側が相手より人間力があり、相手の事を重んじることが必要です。

伝えて、伝わる技術

良いフィードバックの大前提は、わかりやすく伝えることです。また、聞き手にイメージさせる事です。仕事のなかで情報を伝えても、なにを言っているのか理解できていないようでは、ビジネスとしては、意味がない。

多くの場合、少しゆっくり話すこと、主語や述語をしっかりしてきちんとした日本語で話すこと、大きな声で話すことで解決されるでしょう。ダラダラと長く伝えるよりも簡潔な言葉で伝えるほうが物事の真意が伝わりやすいものです。

褒める力、ホメル言葉

ビジネスの中で、人間関係を構築するのに大切なのは、褒め言葉です。相手に伝える・伝わるとは、ミスや注意を報告するだけでなく、褒め言葉の伝達が大切です。また新人社員を育てる面でも褒めるとは、大きな成果を得られるに違いありません。

褒める場合は、どんな場合でも「これでいいよ」とか「大丈夫、大丈夫」などの言葉ではなく、より具体的に伝えるとベスト。具体的とは、「あなたが、◯◯◯してくれたおかげで、この仕事が成功した」、「あなたが、とことん頑張ってくれているおかげでこんな良い結果がでた」など、相手の思考に評価される行動や情報が伝わるように心がける事が大切です。

感覚の違いは教育で修正

人の感覚の違いというものは、十人十色です。ビジネスで「報告・連絡・相談」の場合には、ビジネスを効率よく動かす事を考えているにもかかわらず、感覚の違いによって、障壁となることがよくあります。特にその中でも、年代の違いによる感覚の違いはぬぐい難いと思いませんか!。

しかし、適切な伝える伝達能力があれば、こなう場合でも自分が持っている「普通」や「良い」の感覚を相手に押し付けてしまうとうまくいかないことが多いでしょう。こうした問題を乗り越えるためにも、柔軟なコミュニケーションを日頃から意識する必要があります。

上司は背中で語れ

上司も部下からも「報告・連絡・相談」を受ける機会があると思います。もちろん、部下や新人から報告を受けるということも有り得るのです。その時に、間違っていれば、その場で指導して、上司は見本を見せるべきです。もし、あなたが、上司から報告を受けたときに、それを部下に対して模範を示す機会と捉えましょう。

上司からのネガティブな報告に対して自分自身がマイナスな態度をとっていれば、それは新人や後輩に対する良い模範とはなりません。報告にどう反応するか手本を示すようにしましょう。

まとめ

新入社員を含め、後輩を育てるのは楽しいものです。教育によって、組織も人も変わる。会社というものが存続する限りこれは必要な教育であり、人間同士の関係を良いものに変えていくためには、必要なことです。

組織で、正しい「報告・連絡・相談」が正しくできる事によって、良い結果を得ることができる。教育とは、焦らないで相手を信じることです。